弊社の前身は、統制経済にあって酒類の仕入販売（配給）を一手に扱っていた酒類配給公団が昭和24年6月に廃止されたのに伴い、その後継機関として県内の酒類製造業者、酒類販売業者が相集まって設立した鹿児島県酒類卸売商業協同組合である。

　同組合は、酒類卸売業の免許を受けて、その主たる事務所を鹿児島市金生町103番地に、また、税務署毎に出張所、さらに各酒類製造場に荷扱所を置いた。　

　初代組合長は本坊常吉氏。当初は酒類卸売の免許業者としては一社だけだったので順調に発展を続けた。しかし、暫くして県内にも株式会社等の形式の卸売業者が幾つも開業するようになり、競争が激しくなってきた。現在の協同組合組織では運営面・その他での拘束が多いため株式会社組織への改組をすべきとの結論が出された。