先輩社員の声-営業2課 課長(男性)

 ①現在の仕事内容について 

鹿児島県外の、主に福岡・佐賀に本社を置いているチェーンストア企業の営業担当をしています。

鹿児島県の薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎を中心に商談し、店頭に並ぶように商品提案を行っています。
店頭での陳列展開図である「棚割り」を提案したり、各企業のバイヤーと話し合いながら実際に店舗へ赴いて売場変更作業を行ったりしています。


 ②入社前と入社後で会社のイメージは変化しましたか 

入社する前は、単純に「世の中からお酒が無くなることはないのでお酒の会社に入れば間違いないだろう」という安易な気持ちで志望して入社しました。

当初はお酒を一般消費者に売るというようなイメージしか思い浮かべていませんでしたが、卸売業という酒販店に商品を納品するという仕事ということで、小売店様ともメーカー様ともコミュニケーションを図るということで出会いも多く、責任感もありやりがいのある仕事だと思いました。


 ③仕事にやりがいを感じるときはどんなときですか 

私個人が焼酎が大好きなので、普段から様々な商品を飲みますが、自分が美味しいと思ったものや、この商品はきっと売れる!と思う商品がまだ認知されていないことが非常に多いと感じます。
特に私が現在勤務している福岡においては、焼酎を多く消費する巨大市場でありますが、まだまだ拡大の余地があると日々思います。
そんな中、提案した商品が味の評価受けて採用されたり、バイヤーの気持ちを動かし導入された商品が、店頭で売れ、居酒屋に導入されよく売れている、となったときの嬉しさは営業冥利に尽きる瞬間です。また私たち卸売業は、一般消費者と直接的には接することがないため、ある意味では生の声が聞きにくいのが悩みどころではありますが、商品が売れるために消費者の気持ちを考え訴求を行い、手に取って消費者が美味しそうに飲んでいるシーンを思い浮かべ、そして結果が出る、というのも卸業ならではの角度の楽しさではないかと思っています。


 ④今まで忘れられない出来事は何でしたか 

やはり営業を行い各得意先と接している以上は大きな悩みが発生したり、行き詰まることもあります。

数年前、私がとあるメーカー様の商品を得意先に納入した際に、商品についての説明不足や対応のミスがあり、先方ご担当者様を怒らせてしまったことがありました。
そのクレーム対応のため納入したお店を訪問していたところ、依頼したわけではなく、製造元の営業マンが状況を察知し、心配をしていただき同じお店にフォローのため来てくださり、ばったり会ったことがありました。
自分一人だけではなく、メーカー様をはじめ周りの支えがあるから日々の商売が出来ているのだと痛感し、大変感動したことを覚えています。
そして、どんなにいい商品でもメーカー・卸・小売が三位一体となって初めて消費者の手元に届くということ、そのためには何事も抜かりなく行わないといけないということ、を改めて実感した出来事でした。


 ⑤将来の目標や今後取り組みたいことは何ですか 

私が入社した20年ほど前は、焼酎ブームの真っただ中で鹿児島県産焼酎が爆発的に売れていた頃でした。
現在はそのブームが落ち着いて成熟している状況ですが、その頃を知らない若手に、あの時代をまた経験して欲しいです。
焼酎が右肩上がりの時代を迎えるそのきっかけが出来るよう、地道な営業活動を続けていきたいです。また、焼酎カテゴリだけではなく、鹿児島県の酒類業界を社員一丸となり盛り上げていくことが日々の目標です。


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